STORY

それぞれの理由から家族から離れこの施設に短期間滞在する多感な子供たちとその施設を運営するスタッフたちの群像劇。子供たちの抱える(抱えさせられた)問題は社会の問題でもあり重めのテーマながら、チープではない運営スタッフの恋の話も相まって、気持ちを揺さぶられる物語です。この「ショート・ターム(SHORT TERM 12)」という映画が好きで時々見ます。

この劇中、主人公の一人、運営スタッフとして施設で働くメイソン(John Gallagher, Jr.)が、同棲する自分の上司でもあるグレイス(Brie Larson)のために夕飯を作っているシーンが秀逸です。

メイソンがイケていない調理帽をかぶり、フリルのついたエプロンを着けて料理をしているところにグレイスが帰宅。ご飯を用意していることへの気持ちを感じつつも、そのイケていない彼の料理姿をイジるシークエンス。二人がとてもよい関係であることがうかがえます。


コロナが始まる前、20年の1月に妻が病気で入院をすることになりました。
そのことをきっかけに台所に立つ時間が増えました。

仕事でも菓子製造を行っていることもあり、料理を作ったり片付けをすることに抵抗なく自然と台所に立てました。その後、コロナによるSTAY HOME推奨により日常的に台所仕事をしています。

そんな私は、今までずっとエプロンを着けてきませんでした。
エプロンの必要性を感じたことがなかったからです。

むしろ「重そう」「暑そう」「面倒くさい」という先入観が強く、本格的に料理をするわけでもなし、服もたいして汚れないだろうと、高を括っていました。

ある日、出かけるための服を着て、急いで洗い物をしていると、その泡が、流している水が跳ね返って、でかける服を汚してしまいました。

べつの日、炒め物を終えたグリルを見ると、小さな油跡があちこちに飛散していました。(これは見えていないだけで案外服にも油ついているかも・・?)


そんなことが重なり、ググったり、Amazonでエプロンを探してみたところ・・・男性が自宅の台所で付けれるエプロンって、ほとんど選択肢が無いということがわかり唖然としました。女性向けのエプロンはピンキリでほんと選択肢に溢れているのに!(男性向けもキャンプやDIY向きとかはカッコよいのが沢山あります)


ただのおじさんの私がメイソン演じるJohn Gallagher, Jr.のようにフリル付のエプロンを着ける選択肢はありません。

自分が欲しいエプロンって何だろうか。
エプロンを着用してこなかった理由を考えると「重そう」「暑そう」「面倒くさい」この3点に集約できました。

では、これらを解決するエプロンを自分で作ろうと思い立ち、最初に自分でエプロンを作ってみたのが21年4月のことでした。

 

ジェンダーフリーなエプロンブランド、カッポレは、世の中に選択肢がほとんどなかった男性が着れるエプロン作りからスタートしています。